2つの情報をお知らせします。
1.『子どもたちを守れ-
2.『福島県内の子どもたちを救おう』
★1.子どもたちを守れ-
福島県教職員組合の教育委員会宛要請書と「
たちを守るための具体的措置の要請」と「
ちを守る県教組声明」を送ります。
こういうときに黙っている教員ではいけないと、
しましょう。 by 山崎久隆
2011年4月26日
福島県教育委員会
教育委員長 鈴木 芳喜 様
教育長 遠藤 俊博 様
福島県教職員組合
中央執行委員長 竹中 柳一
放射線による健康被害から子どもたちを守るための具体的措置の要
東日本大震災及び原発事故から、
ていることに感謝申し上げます。
文部科学省は4月19日、「学校等の校舎・
を示しました。学校現場及び保護者からは、「
「これでは子どもたちの健康を守れない」
す。
県教組は20日「
を発し、今回の基準を直ちに撤回し、
ともに、
することを訴えています。
現在、多くの子どもたちは、
ます。
県教育委員会は、福島県内の学校現場の実態を直視し、
も厳しく状況を受け止め、将来にわたり、
といいきれる安全策を示し、
く要請します。
記
1. 福島県として子どもを放射線の健康被害から守るため、
子どもたちの受ける線量を減らすための具体的な対策を早急に示す
(1) 年間20mSv、毎時3.
こと。
(2) 子どもたちは、学習で土をいじり校庭を走り回ります。
こりを吸い込むことは避けられません。また、
放射性物質が付着します。
子どもたちの行動を具体的に捉え、外部被ばく、
来にわたる健康を守る観点から、県独自でより低い基準値を定め、
受ける線量を減らすための具体的な対策を早急に講ずること。
(3) 各学校毎に、
と、「福島第一原発汚染マップ」
保護者・地域に公表すること。
(4) 放射線量の高い土壌の入れ替え、除染措置を行うなど、
万全の対策を講ずること。
(5) 放射線量の高い学校での授業は行わず、休校もしくは、
域への移転など、
2. 全ての学校に放射線量測定器を早急に配布すること。
線量測定についての統一的な測定マニュアルを示すこと。
(1) 学校版放射線量マップを基に、子どもの活動場所、
が高い箇所で定時に測定し、結果を掲示し公表すること。また、
ること。その場合、空間線量のみならず、
と。
(2) たとえば、地面から1cmでの放射線量が3.8μSv/
を立ち入り禁止区域とし、
3. 子どもたちを放射線による健康被害から守るため、
き安全対応マニュアルを早急に示すこと。
(1) 県教委がこれまでに示している、
こと。
(2) 放射線量の高いところでの活動は絶対行わないこと。
(3) 花壇の整備、栽培活動を行う場合は、直接土に触れないよう、
手袋の着用させること。
(4) 屋外活動では、内部被ばくの危険性を無くすため、
と。
また、活動時間の制限をし、
(5) 屋外での部活動及び体育の学習活動では、
ること、土埃が上がる状況の中では活動を中止し退避するなど、
取ること。
(6) マスク及びゴム手袋等は公費で負担すること。
4. 放射線量が高くなる危険性が生じたときの対応について、
(1) 学校現場にすみやかな情報が送られるように、
(2) 緊急時にすみやかな対応ができるよう、
(3) 緊急時に、
(4) 緊急時に、保護者との連絡、対応について明確にすること。
(5) 安全確認、学校からの退避についての判断、
5. 子ども、教職員を放射能による健康被害から守るため、
との協議を継続して行うこと。また、
員会に寄せられる意見・要望について公開し、
様々な観点から専門家の意見も踏まえなから検討し具体策を講ずる
以上
放射線による健康被害から子どもたちを守る県教組声明
福島原発の大事故以降、
放射線による健康被害から子どもたちを守るために、
科学省に対し、
た。大事故から一ヶ月が経過した4月19日、
舎・校庭等の利用判断に係る暫定的考え方」を示しました。
からは、「本当にこの基準で大丈夫なのか」「
いった不安の声が多く出されています。
文部科学省は、原子力災害対策本部の示した「ICRP(
示す『非常事態が収束した後の一般公衆における参考レベル』1~
暫定的な目安」を、
示している現行の規制値は1mSv/yです。
上限でとされる20mSv/yは、
業務従事者の年間平均許容量(ICRP 1990年勧告)に匹敵します。放射線に対す
るリスクが大きい子どもたちにこの基準を適用することは、
累積値は相当に大きくなり、
また、子どもたちが校庭等で活動できる制限値を3.8μSv/
学校等の敷地内の放射線量は一定ではなく、側溝や雨樋の下、
集まる吹きだまり、水たまりなどの窪地などは比較的高く、
放射線量より高くなっています。子どもたちは、
回ります。
で皮膚をすりむけば、そこに放射性物質が付着します。
満であっても、
内部被ばくの危険性もあります。
文部科学省の示した暫定基準は、
な基準といわざるを得ません。文部科学省は、
もの健康を第一にした安全策を示すべきです。また、
島県教育委員会は、子ども及び保護者が安心できるように、
通学路において放射線量の高いところを明確にした放射線量マップ
ち入り禁止区域を設けるなど万全の対策を講ずることを強く要求し
子どもたちの受ける線量を減らすための具体的な対策を示し、
の措置を早急に講ずることを要求します。
私たちは、子どもたちを放射線による健康被害から守るため、
故の収束と安全確認を強く求めると共に、
どもたちの生活について、「直ちに健康に影響がない」
に健康に影響がないといいきれる安全策を早急に示し実施すること
るものです。
2011年4月20日
福島県教職員組合
中央執行委員長 竹中 柳一
★2.―福島県内の子どもたちを救おう―広瀬隆講演
広瀬隆4/30講演テーマの要点を、
4月中旬現在、避難指示区域はどんどん広がり、
て、東京都の総面積の7割前後に拡大しつつある。
いるように見えた時でも、下がっているのではない。
している。
○福島市・中手聖一さんからのメール。
今日は、飯舘村の雑草から数百万ベクレルという数値が出ました。
村です。妹たちは村を追われ群馬に避難しています。
心に放射線量が急上昇しました。
ません。数日後に水道水の汚染が報道されるでしょう。その前に、
のです。(中略)
4月9日のメール──私はあきらめません。
から。(中略)
4月19日のメール──
(中略)
福島県内の放射線調査によれば、調査対象の小中学校の実に75.
めてきた一般公衆の被曝防止のため立ち入りを制限する0.
以上の「放射線管理区域」に相当する放射線量である。加えて、
の放射線業務従事者が被曝限度を超え得るさらに厳しい管理が求め
被曝管理」が必要なレベルにある。つまり福島県の学童は、
じ環境に置かれている。
福島県内の児童は、一刻も早く、
ところが文部科学大臣の高木義明は、4月15日に、「
学校を頻繁に移動させることはできない」と、
射線の影響が深刻な子供たちに、
4/30(土)広瀬 隆講演会
日 時:4月30日(土)17:30開場 17:50開演~21:10
場 所:東京・豊島公会堂ホール
(JR・西武・東武・地下鉄池袋駅東口各5分)
受 付:当日会場にて。先着800名
共 催:たんぽぽ舎、週刊金曜日
問い合わせ:『週刊金曜日』業務部03-3221-8521(
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