2012年10月25日木曜日

10.23 「原発輸出反対!」日立前緊急アクション報告


バルト3国のリトアニアで10月14日に行われた日立製作所が事実上受注したビサギナス新原発建設の是非を問う国民投票では、反対が62%を占め、賛成の34%を大きく上回るという結果になりました。

しかし、国民投票と同時に行われた選挙で新政権となる政党も「国民投票は参考程度だ」「しかるべき時期にもう一度国民投票をやりたい」などと、事実上投票結果を無視するような態度をとり続けています。それを受けて、日立製作所の中西社長は記者会見で「(撤退するという判断は)永遠にないだろう」と述べるなど、リトアニアの人々の「原発いらない」の意思は踏みにじられようとしています。

東電前アクション!では、あの福島第一原発事故を引き起こした当時国の市民として、原発の輸出や日本からの新たな核拡散を許すわけにはいかないと、告知期間三日強の緊急アクションに取り組みました。

久々の段取りなしのフリースピーチ・アクションとなりましたが、荒天にもかかわらず日立製作所本店のある東京駅丸の内北口前のビルに集まった40人で熱気あるアクションとなりました。

 


東電株主訴訟の木村結さんのアピール

■参加者のスピーチの中から

「小国リトアニアは歴史的に侵略され続け、踏みにじられ続けてきた。そしてまたも、原子力で踏みにじられようとしている。この高いビルを見て村上春樹の"卵と壁"の喩えを思い起こす。はたして私たちは壁なのか卵なのか。卵の側に立ちましょう」

「福島第一原発はアメリカから輸入された原発だった。当時から欠陥が指摘された原子炉だったが、原子炉メーカーも米政府も福島事故に謝罪もせずその責任を頬かむりしている。原子炉メーカーのような大企業は売ったら売りっぱなし、誰も責任など取ろうとしない。あとは野となれ山となれ・我が亡き後に洪水きたれ、だ。そういう大企業と経済のあり方そのものを変える必要がある」

「日立は安全な原発を作るなどと言うが、原発の問題は事故のあとの話だ。事故が起きれば誰も責任を取れない。日立は他の国に迷惑かけてまで金儲けしたいのか」

「日立で働く人々は、生活のため家族のためなどと嘘をついて自分を騙すのはもうやめてほしい。リトアニアは2004年にすでに"脱原発"を選択している。それをお金の力で原発を押し付ける日本という国が本当に恥ずかしい。日立の人々はリトアニアに原発を売り込むというのなら、有給休暇でも使って福島の現状を見に行ってほしい」


■リトアニア語のプラカードも作成しました






・Hitachi Ištraukite ranką iš Lietuvos 日立はリトアニアから手を引け

・Ne daugiau Fukushima ノーモア・フクシマ

・Neeksportuoja branduolinę 原発輸出反対
                        

      
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2012年10月20日土曜日

日立はリトアニアから手を引け!10.23緊急アクション

【拡散歓迎】
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   ~原発を海外に輸出するな!~
日立はリトアニアから手を引け!10.23緊急アクション


   呼びかけ:東電前アクション!
BLOG:
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TWIT: http://twitter.com/toudenmaeaction
MAIL: toudenmae.action@gmail.com

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時間:2012年10月23日(火)19時~

場所:東京駅前・日立製作所本店前(「日本生命丸の内ビル」というビルの前)
   千代田区丸の内1-6-6
   東京駅丸の内北口のまん前です

★「原発輸出反対」は福島事故を起こした国に生きる者の責任
☆手をつないで世界で"原発ゼロ"へ!


日立製作所の経営陣に問いたい。
あなた方は人間であることをやめたのか。

東欧のリトアニアで国民投票があり
日立製の原発建設計画への反対が6割を占めました。
この直後、日立の中西社長は記者会見でこう述べた。
「予想された結果であった」
「(撤退するという判断は)永遠にないだろう」
「(原発へのニーズは)強烈にある」

私たちは、許さない。
リトアニアの人々の民意を踏みにじる姿勢を許さない。
日本での原発新設が難しいから、海外に原子炉を売り付ける、そういう経営方針を許さない。
いや、そもそも原子炉を製造することを、許さない。

原子炉製造をやめなさい。
原子炉輸出をやめなさい。
リトアニアの原発建設計画を断念しなさい。

私たちは、日立の本社前で訴えます。



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柏崎刈羽原発見学ツアーに行ってきた


10月6日から一泊で、たんぽぽ舎の皆さんらとともに柏崎刈羽原発の見学ツアーに行ってきました。

40人ほどの参加者で、バスで新宿から5時間ほど。車中は、たんぽぽ舎の柳田さんや現地で反対運動に参加してこられた菅井益郎さん(たんぽぽ舎アドバイザー/國學院大学教授)の事前学習・レクチャーで到着までほぼ埋め尽くされました。夜勤明けでバスで寝るぞー、という態勢だった筆者も柏崎刈羽原発の構造的危険やし烈な反対運動の歴史などを聞いて、眠気が吹き飛ばされました。

柏崎市・刈羽村に到着して最初に訪問したのは「原発マネー」で建設された「生涯学習センター:ラピカ」。原発立地地域のいかにもな豪勢な建物にはプールや広い茶室まで備えてある一方で、その図書室には「原子力関連」というコーナーはあっても原発関連の本が一冊も見当たらない。原発推進の本すら見当たらないという、事故が起きれば原発の被害を真っ先に受ける地域で考えられません。

「ラピカ」のような行政関連の目立つハコモノは豪勢な一方で、刈羽村から柏崎刈羽原発に向かう道沿いの家々は、「古き良き漁村」を彷彿とさせる風景であり、さほど「原発マネーで潤っている」ようには見えませんでした。実際、ハコモノ建設で潤うのはゼネコンと地元の一部の土木業者であって、ほとんどの住民は地場産業かせいぜい原発労働に従事することで日々の生活を送っているに過ぎないということでした。しかし、その原発で確保されている雇用の問題を抜きに原発の存廃を語るのは地元ではやはり難しいとの説明がありました。

柏崎刈羽原発の端から端を見渡せる場所から、山の向こうの数本の排気筒を望む。そこは原発まで3キロの地点。当たり前のように田畑には農の営みがあり、車が行き交い、そこには日々の生活がありました。いやがおうにも福島第一事故前の双葉町の風景も同じだったのだろうと思い起こされました。そして、最悪事故の場合は、この土地も双葉町のように無人の荒野になってしまうのだろうか、という想像。しかし、2007年の「中越沖地震」の大事故寸前の体験を経て、昨年の福島第一事故の惨状を目の当たりにしている柏崎・刈羽住民の胸中は原発から離れたとし住民である自分には、なかなか推し量れるものではありません。

 
次に、海に出て岬から海に面した原発を望む。「中越沖地震」の震源地から柏崎刈羽原発までの近さを実感。最近の研究では、佐渡島と本州のあいだの海底にも活動層が見つかったという。そして、山一つ向こうには2004年の中越地震の震源地。柏崎刈羽原発は、いかに地震の巣の上に建てられたか、一目瞭然でした。そして、海から見ると原子炉の排気筒の低さもよく分かります。1~5号機の排気筒は160m、6・7号機の排気筒はやや高台にあるとは言えたった85mの高さ。これは工事費をケチった結果低くなったのであって、この低さには地元の推進派からさえ「こんなに低くては被害が地元に直撃ではないか」(当然、排気筒は高ければ高いほど有害物質を遠くに飛ばせる)と東電にクレームが入ったとのこと。まさに設計段階から地元軽視思想に貫かれていることが伺えるというものです。




夜は、食事のあとに地元で反対運動に長年取り組んでこられた刈羽村村会議員の近藤容人さん(ラピカから合流して案内してくださいました)、柏崎市会議員の矢部忠夫さんや高橋新一さんらと交流会。東京を訪れるとその明るさとスカイツリーやイルミネーションなどの電気の無駄遣いに複雑な思いを持つ、という「新潟の声」とともに、昨今の官邸前をはじめとする脱原発運動の盛り上がりを非常に評価していて「20万人をさらに十倍にするために知恵を絞ってほしい」という"要望"も。あるいは「3.11以降、推進派の社長に"俺はいまさら原発反対などと立場上言えないが君には頑張ってほしい"などと話しかけられる」というエピソードも。現地の反対運動が、孤立せず一定の「コミュニティ」を形成しながら、地元の「推進派」とも人間関係を断絶することなく続けられてきたことを伺わせるおおらかな人柄が矢部さん、高橋さん、近藤さんからにじみ出ていました。

翌日は、柏崎刈羽原発のPR館を訪問。説明用のパンフがほしいと受付に言ったところ、「経費節約のためありません」との回答。まさか「PR館」にPRのためのパンフがないとは考えられず、「原発反対派に配るパンフなどない!」ということのようです。これが東電の3.11事故後の一つの対応ということです。

 
 
PR館は、玄関に入るなり「現在の津波対策」をアピールする防潮堤建設の様子の映像が流れていました。たしかに巨大な防潮堤が建設されているようですが、2007年に原発をダウンさせたのは津波ではなく地震だったわけで、このPR館全体の説明を見渡しても、地震対策についてはほとんど見受けられませんでした。ひとつ印象に残っているのは、ミニチュアの配管の模型を糸に垂らして揺らして「配管はこのように耐震性を保っています」という説明。配管には当然タテのものもあるし縦揺れの地震の場合はどーなるの??というギモンが誰もが即座に浮かびそうなものですが、東電はあまり気にしないようです。

また、置かれているパネルにはこっそり「福島第二原発はすでに復旧しています」という表記も。こんなことは東電はまだあまり世間には公表していませんが、柏崎刈羽の再稼働とともに福島第二の再稼働も具体的に狙っているという証左なのでしょう。

ごく簡単ですが、これをもってツアーの報告とさせていただきます。行ってみて、柏崎刈羽原発はいかに「砂上の楼閣」もしくは「砂の器」そのものであるか、実感として理解できました。あのような施設があり、そして動くかぎり、周辺地域は必ず福島かそれ以上の惨状に見舞われることになるでしょう。東京・首都圏に住み原発の電気を享受しながら福島の事故を止められなかった私たちは、この新潟の「いつか必ず大事故を起こす原発」とどう向き合うべきか、答えは一つしかないように思えます。

地元議員さんたちが異口同音に語っていたのは「東京からこっちに来て、ぜひデモをやってくれ。なかなか声を出せない地元の人間がどれだけ勇気づけられるかわからない」ということでした。来年にもぜひ実現させたいところです。そして、東電前アクション!の東電本店前でのアクションが、地元の反原発運動のネットワークのメーリングリストで常に紹介されているということを教えていただいたことも報告しておきたいと思います。

ツアーを企画していただいた方々に、感謝します。

(KM)

・    10月6日、7日 柏崎刈羽原発に行きました。/犯罪企業・東電、政府、規制庁の謀略を含む再稼働の策動を叩き潰そう!(さよなら原発みなと)
http://sayonaragenpatsu.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-da4c.html

・ 柏崎刈羽原発現地視察・交流ツアー報告 (全学闘太郎BLOG)
http://blog.livedoor.jp/shibakodai_zengakuto/archives/51693206.html

・ テント日誌(10/6)柏崎刈羽現地交流バスツアーに参加して
http://www.labornetjp.org/news/2012/1349749582497staff01       
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2012年10月11日木曜日

大間原発、大間違い!10.31Jパワー前アクション

≪拡散歓迎≫
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原発の電気を首都圏に供給!?活断層の上に全MOX原発!?
大間原発、大間違い!10.31Jパワー前アクション

   呼びかけ:東電前アクション!
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TWIT: http://twitter.com/toudenmaeaction
MAIL: toudenmae.action@gmail.com

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日時:2012年10月31日(水)
   19時~20時頃

場所:銀座・Jパワー(電源開発株式会社)本社前

東京都中央区銀座6丁目15−1
東銀座駅 徒歩3分(東京メトロ日比谷線、都営浅草線 4番出口)
有楽町駅 徒歩15分(JR山手線、京浜東北線)
地図⇒ http://tinyurl.com/96wtupz

■鳴り物、自作プラカード、歌う人、叫ぶ人、静かに意思表示する人歓迎。
■このアクションを「非暴力」「反差別」の行動として呼びかけます。

☆東電の代わりに原発の電気を首都圏に!?もう原発の電気はいらないっ!!
★活断層の上に全MOX原発建設なんて悪魔の所業!!!!

大間原発、大間違い!
誰が使うんだ その電力
この夏だって原発無しで足りた
建設する必要がない

大間原発、大間違い!
再処理・核燃サイクルの破たんを糊塗するために
技術の確立していない全MOX原発をでっちあげ

大間原発、大間違い!
活断層の上に建設予定
しかもフル・プルサーマルだから
事故になったら猛毒プルトニウムが飛び出して「地球終了」

大間原発、大間違い!
MOXを製造する日本原燃には東電も多額の出資をしていて現社長は東電出身
すなわち大間は「東電マネー」で動かされようとしている

大間原発、大間違い!
供給先は首都圏で
被害を受けるのはまず、青森や北海道
すでに函館市は建設差し止めを要求

こんな危険なものを地方に押し付けるな!
Jパワー(電源開発株式会社)本社に訴えに行こう
「大間から撤退しろ!」「もう原発の電気はいらない!」と!

豪雪の厳寒期明けの春の工事本格再開をみんなで止めよう!


:::::::(ここまで)::::::::::::::::::::::::::                  
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