2012年4月30日月曜日

チェルノブイリ-福島 キャンドルナイト報告

再稼働に反対する市民が90名集まりました。
4月27日、チェルノブイリ事故発生から26年を期して、「チェルノブイリ-福島 キャンドルナイト」を開催しました。

 予報では夕方には雨がやむとのことだったのですが、結局最後まで霧雨が降り続く中、経産省前を途中で抜けて首相官邸前での再稼働反対アクションに合流人々もいれば逆に首相官邸から私たちのアクションに合流する人々もあり、のべ人数で90人が集まりました。

 最初に全体で「もう原発は~?」「いらな~~~~~~~~い!」と声をあげ、東電前アクション!からこの日のアクションの位置付けを説明。「すべてはチェルノブイリで起きたことが福島で繰り返されている。福島での政府の対応はチェルノブイリのときよりひどかった。もうほんとうに原発災害はこれで終わらせなければならない。再稼働を絶対に阻止しよう。今日は、世界中で"チェルノブイリ-フクシマ 繰り返すな!"を合言葉にアクションが行われている。世界の人々とつながって、ほんとうに世界で原発を廃絶させよう」とアピール。

 経産省への申し入れでは、「再稼働するな。全原発の廃炉」「核燃サイクルの断念」の要求の他に、「計画停電反対」「原発立地地域への交付金に代わる生活補償」「温暖化防止のための原発必要論の虚偽キャンペーンをやめろ」「原子力にも火力=化石燃料の大量消費にも頼らない低電力消費社会の実現を」などの項目を突きつけました。

 アクションは"バナナボート"の替え歌の声出しなどを交えながら、真剣かつにぎやかに原発再稼働を阻止して、5月5日の「稼動ゼロ」状況以降は全廃炉に向けて行動を続けようと確認。5月12日の東電本店前での再稼働阻止アクションへの参加を呼び掛けてアクションは終了しました。

■メディア

チェルノブイリから26年、原発再稼働に反対する市民らが経産省に抗議【オルタナ】

■動画紹介

当日の様子をスライドショーにまとめました。


Ust中継の様子です。


 00:11:45 アクション開始「もう原発は~?」「いらな~~~~~~~~い!」
 00:13:12 東電前アクション!から「今日のアクションの位置付け」
 00:23:00 経産省への申し入れ書読み上げ
 00:33:20 「経産省テント前ひろば」から福島出身のひまわりさんのアピール
 00:37:40 歌うシュプレヒコール「再稼働絶対許さない」
 00:42:00 経産省前で9週間アクションを続けている「ぷちデモ」からアピール
 00:46:00 参加者からアピール「チェルノブイリでは住めなくなった汚染地帯に福島では生活している」
 00:52:30 ドイツ在住の方からのアピール
 01:00:00 東電前アクション!から次回5.12アクションのアピール「東電の再稼働方針を絶対許さない」
 01:04:50 たんぽぽ舎からアピール
 01:10:30 2.9竪川弾圧救援会からアピール
 01:18:30 シュプレヒコール       
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2012年4月26日木曜日

4月27日アクション申し入れ書

4月27日(金) チェルノブイリー福島キャンドルナイト ~チェルノブイリ事故から26年、福島とつながるアクション~で経済産業省に渡す予定の申し入れ書です。


経済産業相 枝野幸男 様
                                                      4月27日

                         申し入れ書

                                                東電前アクション!
                                                tel
                                                mail

  私たち東電前アクション!は、原発のない社会の実現を目指して活動をしています。
 そして今日、旧ソビエト連邦におけるチェルノブイリ事故発生から26年を迎えるに期して、以下のように経済産業省および枝野幸男大臣に求めます。

 一、 私たちは、100%安全な原発など存在し得ないと考えています。全国の原発の順次廃炉を決定し、その手続きに直ちに入ること。

 一、 再処理をはじめとする核燃サイクル事業の破たんを認め、撤退を決定すること。

 一、 政府自身が「点検で停止した原発は安全が確認されない限り再稼働させない」としています。しかし、福島第一原発の4号機は原子炉から燃料を抜いた状態であってもシビアアクシデントを起こしました。経産省は、「安全の確認されていない」全原発の使用前-使用済み核燃料をはじめ、事故を起こす可能性のあるすべての機器の撤去を促進すること。電力会社による再稼働に向けたあらゆる手続きや新たな燃料の搬入などを停止させること。

 一、 大飯原発、伊方原発の安全性に関わる「ストレステスト」について、政府・経産省、原子力安全・保安院、原子力安全委員会のいずれもが「絶対に安全」と断言していないのが現状です。そして、手続き的にも、あるいは耐震性の計算などにおいても不備が指摘されています。経産省は、これまでの「ストレステスト」の結果を破棄し、「テスト」を根拠とした再稼働の手続きをすべて中断すること。

 一、 東京電力への安全指導を怠り、福島事故を引き起こした加害当事組織である経産省と原子力安全・保安院、原子力安全委員会が、原発の安全を語る資格などないと考えます。新設されるとされている「原子力規制庁」から経産省と原子力安全・保安院、原子力安全委員会の人脈を完全に排し、原発に批判的もしくは懐疑的な識者も含め「規制」に徹した組織とすること。

 一、 保安院は即時に解体して、全原発の順次廃炉のための計画と手順を作製し、廃炉作業員に多大な被曝をさせることのないように指導する「廃炉管理委員会」を設置すること。

 一、 経産省は、廃炉を決定した原発立地地域の雇用や生活補償に責任を持ち、交付金に代わる「原発に頼らない街づくり」のための基金を創設し、拠出すること。

 一、 枝野大臣は「電力不足の状況によっては計画停電もあり得る」などと恫喝じみたことを語っています。しかし、昨年11月1日に開催された政府・国家戦略会議における「第4回 エネルギー・環境会議 第3回電力需給に関する検討会合」では、夏のピーク時に全原発が停止したとしても、日本全国でわずか30万キロワットの「不足」にしかならないと指摘されています。
 この数字は、計画停電などするまでもなく大企業をはじめとした多少の努力で乗り切れるものと考えます。社会を不要に混乱させ、昨年には少なくとも二名の交通事故死者を出した計画停電を絶対に強行しないこと。

 一、 私たちは、原子力による破滅も、地球温暖化による破滅も拒否します。政府・経産省は「地球温暖化防止のために原発が必要」などとしていますが、原発はその稼動・燃料の管理・放射性廃棄物の管理などを含めれば火力発電とさして違わない「温室効果ガス排出施設」です。また、温暖化の一方の原因である海水温上昇を温排水の垂れ流しによって促進する施設です。経産省は、「地球温暖化防止のために原発が必要」という言説が虚偽であることを認め、その一切のキャンペーンを中止すること。

 一、 ドイツやイタリアのようないわゆる「先進国」やニュージーランドのような日本とおなじ島国において、「原発のない社会」は実現し、あるいは実現されようとしています。経産省は「原発のない発電量」に合わせた全社会的な電力消費量の削減のためのロードマップを作製すること。

 一、 とりわけ電気を大量に消費する一部上場の大企業に対しては、電力消費量に応じて課税することで消費を抑制し、その税収を原発立地地域への交付金に代わる「原発に頼らない街づくり」のための基金や自然エネルギーの普及に充てる「電力使用税」を新設すること。

 一、 原子力にも火力=化石燃料の大量消費にも頼らない、その地域の特性に応じて生活・環境に配慮した小中規模の自然エネルギーによる発電とその全国ネットワーク化への転換を図ること。

 一、 私たちは、電気供給のような社会的公共性の高い事業を独占的な営利企業が担うあり方が、原発の安全軽視につながり福島事故を引き起こした大きな一因であると考えます。政府・経産省は、全電力供給事業の「国有化」という選択肢を含む「脱営利事業化」を促進すること。


  以上、原子力から離脱し、低電力消費社会の実現のために、経産省が努力・まい進することを私たちは強く求めます。       
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2012年4月24日火曜日

"Tchernobyl Fukushima - plus jamais ça ! "(チェルノブイリ・フクシマ 繰り返すな!) グローバルアクション

フランスで呼びかけられている
"Tchernobyl Fukushima - plus jamais ça ! "(チェルノブイリ・フクシマ 繰り返すな!)
グローバルアクションに4,27の経産省前キャンドルアクションを登録しました。

Vendredi 27 avril 2012 - Tokyo : Tchernobyl-Fukushima "Soir de la bougie"

この呼びかけに応えて24日現在までに、13ヶ国137アクションが登録されています。
あたかも、フランス大統領選の第一次投票と決選投票の谷間の時期であり、
原発のさらなる推進を掲げる現職のサルコジ大統領はもとより、優位とされる社会党のオランド候補も
「減原発」を主張しているとは言え、「原発依存率を80%から50%に引き下げる」(3.11前の日本ですら30%台)

というまったく不十分なものでしかありません。

「超原発大国フランス」における反原発運動とつながり、フクシマの事態を経ても「原発の夢」から
覚めない両大統領候補に国境を超えた"原発NO!"の意思表示をする重要な機会にもなると思います。

そして、フランスで原子力からの離脱という選択が世論の多数になることは、世界の「脱-原発」の流れを

決定付けるものになりうるでしょう。

もちろん一朝一夕にいくものではありませんが、そこに至る積み重ねこそが言うまでもなく重要です。

ぜひ、4.27キャンドルアクションにご参加ください。       
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2012年4月17日火曜日

明石昇二郎さんが語る『東電に嫌われる方法』

┏┓
┗■1.明石昇二郎さんが語る『東電に嫌われる方法』
 │   東電の闇を暴く作戦会議に参加しよう!
 └────(企画 東電前アクション)


 日時 4月19日(木) 19:00~21:00
 場所 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4階)


大きな地図で見る

 ルポライターとして、東電の数々の闇を暴き、ついには去年7月に東京電力
 への刑事告発を始め、4月19日に新刊「刑事告発 東京電力」を発売する明石
 昇二郎氏による講座です。
 今、東京電力自身が世論がどちらに傾くのか固唾を飲んで見守っています。
 「東電を罰せよ」か、それとも、、、今のまま存続することを許すのか。
 私たちは東電をどうしたいのか、一緒に考えていきませんか。

 ・どうすれば東電が嫌がるのか。
 ・具体的に実効力を持った行動を起こすにはどうしたらいいのか。
 ・刑事告発と民事訴訟の違いとはなんなのか。

 色んなアイデアが飛び出す作戦会議のような全く新しい講座。
 参加すればあなたも東電に抗議行動しに行きたくなる!?
 講座の最後には質問コーナーや新刊のプチサイン会なども行われる予定です。

 ※明石昇二郎さんお勧めの本 ~これを読めばさらに講座の理解が深まる~

 『福島原発事故の「犯罪」を裁く』出版・宝島社、600円   著者・広瀬 隆/明石 昇二郎/保田 行雄

 『刑事告発 東京電力<ルポ 福島原発事故>』出版・金曜日、1785円   著者・明石昇二郎

 『刑事告発 東京電力<ルポ 福島原発事故>』は、なんと4月19日講座当日が発売日!
通常1785円のところを特価1500円にて販売します。       
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チェルノブイリー福島キャンドルナイト ~チェルノブイリ事故から26年、福島とつながるアクション~

【拡散歓迎・核不拡散】
 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
チェルノブイリー福島キャンドルナイト
~チェルノブイリ事故から26年、福島とつながるアクション~

キャンドルナイト実施予定!
恒例の上映アクションも!!


 <呼びかけ>
 東電前アクション!

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ 
■日時:2012年4月27日(金)
  19時~20時30分頃まで

■場所:経済産業省正門前

営団地下鉄霞が関駅(丸の内線・日比谷線・千代田線)
A12出口を出てすぐ!
銀座線は虎ノ門駅7番出口、都営三田線は内幸町駅日比谷寄り出口が便利です。



より大きな地図で チェルノブイリー福島キャンドルナイト ~チェルノブイリ事故から26年、福島とつながるアクション~ を表示
世界中ではチェルノブイリ、福島の大きい事故から小さい事故まで、すでに数えきれないほどの原発事故が発生している。
それでも「原発は安全です」「津波対策さえすれば大丈夫」。もう、そんな言葉に私たちは耳を貸す事はできない。
 

チェルノブイリでの衝撃、恐怖、悲しみは、遠い国のものとされ、その教訓は活かされなかった。
そして、起こるべくして起こってしまった福島事故。

もう、これ以上の悲しみ、苦しみ、怒りはいらない。
私たちは十分な被ばくをさせられ、原発労働者には過酷な被ばくをさせてきた。

もう、これ以上の無用な被ばくはいらない!

電気は足りていようがいまいが(実際は足りています)原発はいらない!

大飯に限らず、再稼働なんて私たちはうけいれない!うけいれてはいけない!

人の命よりも、お金のことにしか目がいかない政府に、NO!の意思を示そう!

キャンドルの未来を照らす温かな火を掲げ、強い意志を示そう!

 ◆4月27日(金)19:00~『経済産業省正門前』にて!
 ◆お手持ちのろうそくや光るもの持参歓迎
      
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2012年4月10日火曜日

【福島第一】東電が2号機の「使用可」とする温度計で100℃平均表示

福島第一の底抜け2号機について、東電が4月2日付で経産省・保安院に提出した文書によると、東電自身が故障していないと認める温度計で2月後半から3月中旬のほぼ一カ月の間、ほぼ100℃を示し続けていたことをあきらかにしています。

■福島第一原子力発電所第1号機、第2号機及び第3号機の原子炉内温度計並びに原子炉格納容器内温度計の信頼性評価について
(平成24年4月提出)
http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu12_j/images/120402j0101.pdf

↑資料の25pの100℃を示し続けていた原子炉内「TE-2-113D」地点の温度計は<監視に使用可>とのこと。ようするに、野田首相の「冷温停止状態-収束宣言」の「原子炉の安定的冷却⇒80℃以下での安定」という定義から完全に破たんしているし、2月の「温度計故障」という発表も眉唾…というより完全に虚偽発表であった見なすべきでしょう。

いまさら言うまでもなく、「冷温停止状態-収束宣言」は政府にとって再稼働のための大きなステップであるのは間違いないので、この「温度計問題」の虚偽もどんどんあきらかにして「収束宣言」を撤回させることも必要かと思います。ましてや、「宣言」が福島第一周辺地域の人々を帰郷させる最大の根拠になっているということを考えれば。。。

それはそうと、2号機は水が60cmしかないということで、燃料がどこにあるのか・どれくらい地下を侵食しているのか、推測も語られないのもおかしな話です。国会でもマスコミでも追及されないのでしょうか?あるいは、東電自身が発表している「壊れていない温度計で100℃」(したがって「収束宣言」は破たんしている)ということ自体が、ほんとうだったら各新聞の一面を飾るべき重要時であるはずです。

2号機の炉内でここまで水が減ったのは温度上昇時に燃料が炉を溶かしたことと、ホウ酸3t投入で炉の劣化・腐食が進行した結果であることも間違いないと思われます。また、4月4日には水素爆発を阻止するための窒素投入が全基で一時途絶しています。現在2号機は70シーベルト以上の線量で、人はおろかちょっとした精密機械すら投入できない状態であること容易に推測できます。最近になって4号機の危機的状況はかなり広く認知され語られるようになっていますが、あるいは2号機、同様の状態にある1号機もまた常に危機的状況にあるということです。

3.11直後に「4号機がダウンして東日本壊滅」というシナリオが政府内で現実味を帯びていたことがマスコミでも報道されていますが、「避難の権利」は福島の人々のみならず東日本で生活する者にとって他人事ではありません。そして、「事実を知らせろ」という要求は依然として重要だということだと私たちは考えます。       
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2012年4月1日日曜日

◆原発ゼロへ!止めよう再稼働 4・11アクション

[転送・転載歓迎]

◆原発ゼロへ!止めよう再稼働 4・11アクション

【4月11日(水)】 <東電福島第一原発事故の発生から1年1ヶ月>

午後6時 集合 日比谷公園中幸門(日比谷公会堂裏)
※千代田線・日比谷線「霞ヶ関駅」C1出口より200m
        丸の内線「霞ヶ関駅」B2出口より300m
       都営三田線「内幸町駅」A7出口より150m
    出発前集会

午後7時 デモ出発 
    関西電力東京支社、経産省を通り、国会議事堂方面へ
    国会請願デモの後、街頭へ(予定)

    ※プラカード、横断幕、鳴り物、キャンドルなど持ち寄り歓迎。

 54基もある日本の原発のうち、動いているのはついにあと1基。原発
ゼロの達成(5月5日に泊が止まる!)は目前です。
 日々「原発なしでも大丈夫」なことが証明されているにも関わらず、
利権を失うことを恐れる「原子力ムラ」は、「今夏の電力不足」をあお
り、大飯原発3、4号機の再稼働に前のめりになっています。
 福島事故の原因究明もまだであり、安全委員会が「ストレステストの
1次評価のみでは安全性評価は不十分」と公言し、滋賀県、京都府など
多くの「地元」自治体、住民が再稼働反対を表明する中、強引な再稼働
は絶対に許されません。
 原発ゼロを実現し、原発全廃に舵を切るための、最大の正念場です。
「3・11」1年に取り組まれた1万人以上の国会包囲「人間の鎖」の成功
をはずみに、力を合わせて、政府に再稼働の断念を迫りましょう。
 「4・11」は再び日比谷から国会へ!

【呼びかけ】 再稼働反対!全国アクション
[連絡先]
ピープルズ・プラン研究所 (FAX)03-6424-5749
(E-mail)contact@2011shinsai.info
(TEL)090-6185-4407[杉原]  http://2011shinsai.info/       
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