6つの情報をお知らせします。
1.『原子力安全委員会は3月23日に史上最悪レベル7と判断していた』
2.『大量放出を重大視 放射性物質、今も毎時1テラ・ベクレル』
3.『放射能放出量はチェルノブイリに匹敵するか、 超えるような事故に』
4.『原発事故の陰の「A級戦犯」原子力安全・保安院長 寺坂信昭』
5.『こまめな節電で15%減らせる』
6.読者からの声
★1.『原子力安全委員会は半月以上前に知っていた!
―3月23日に史上最悪レベル7と判断していた―』
原子力安全委員会が、 周辺環境の放射線量調査のデータなどから逆算して、原
発からの放出量を推定する手法で試算したところによると、 東日本大震災発生日
の3月11日から4月5日までに大気中に放出された放射性のヨウ 素131とセシ
ウム137の総量が、3月23日の時点で約10万テラ・ ベクレル(テラは1兆倍)
以上になり、「レベル7」の基準である数万ベクレルを超えた。( 読売新聞4月
13日朝刊より)
★2.『大量放出を重大視 放射性物質、今も毎時1テラ・ベクレル
―際立つ深刻さ―』
国際原子力機関(IAEA)の運用方針では、「レベル7」を「 対策拡大が必要
な放射性物質の大量放出。 一つ以上の国で広範囲の健康と環境への影響を伴う」
と位置づけて、「レベル7」は「5」や「6」 に比べて際立った深刻さを示して
いる。
原子力安全保安院は、今回の放出量は同じ「7」 の旧ソ連チェルノブイリ原発
事故の1割前後というが、 同事故の値は発生から沈静化までの約10日間の総量。
一方原子力安全委員会によると、 福島第一原発では今も毎時1テラ・ベクレル程
度の大気への放出が続いているとされる。 今後数か月以上この状態が続けば、放
出量は数千テラ・ベクレルに達し、 大事故がもう1つ起きたのと同じ計算になる。
(読売新聞4月13日朝刊より)
★3.『放射能放出量はチェルノブイリに匹敵するか、 超えるような事故になる
―東電・松本純一原子力立地本部長代理―』
東電の松本純一・原子力立地本部長代理は、 4月12日の記者会見で「事故の様
相が違うとはいえ、放出量という観点からすると、 チェルノブイリに匹敵するか、
超えるような事故になると、その深刻さを認めた。
★4.『原発事故の陰の「A級戦犯」原子力安全・保安院長 寺坂信昭』
・ 月刊雑誌『選択』に、原子力安全・ 保安院長の寺坂氏の内実が掲載されてい
る。保安院の現状に詳しい記者の記述と思われる。 全体の文の中から、核心と思
われる部分を紹介します。「全体の文章の長さ」 はこの文の約3倍強です。
「寺坂がトップに就いた2009年以降、 保安院は資源エネルギー庁と見紛うほど、
原子力推進に手を貸してきた。福島第一原発も、寺坂による「 誤診」がなければ、
少なくとも被害を今より押さえられていた可能性がある。
それは耐震安全性の問題だ。福島第一原発(3号機)は昨年、 プルトニウムを使
った発電「プルサーマル」を実施したが、 それ以前に福島県は福島第一原発の耐
震安全性を検証するよう求めていた。だが保安院は「 プルサーマルと耐震は無関
係」とし、 それまでの中間報告をおさらいするだけで耐震安全性の議論を終わ ら
せた。保安院の中には技官を中心に、この判断は「ありえない」 と抵抗する動き
もあったが、 当時の民主党政権からの圧力を丸呑みにした寺坂が強引にこの方針
を押し切ったのだ。当時、 丁寧に津波被害をシミュレーションしていれば、冷却
機能喪失という絶体絶命の危機を避けられた可能性もゼロではない 。
事故対応に限らずとも、 最近の保安院は新規プラントの安全審査をスケジュー
ル通りに進めることさえできずに立地自治体に激怒されるなど、 寺坂がトップ就
任後の保安院は組織の体をなしていない。今回の原発事故は「 天災」として片付
けることなどできないのだ。(敬称略)」(月刊誌『選択』 2011年4月号より)
★5.『こまめな節電で15%減らせる』
日本エネルギー経済研究所は、こまめな節電で(電気使用量は) 15%(250万~
350万キロワット)減らせると発表しました。( 4月12日朝NHKテレビ)
……詳細を調べて今後、報告いたします。
★6.メールマガジンの読者からの声
●原発事故が起こって、やっと原発のおそろしさを実感して、 原発はいらない!
と心から思うようになりました。
今までもチェルノブイリの支援団体の会員になったりしていたのに 、どこかソ
連は気の毒だった、 日本はまだだいじょうぶだろうなどと思っていたのです。
タンポポ舎の情報から週刊現代をさっそく買って読んで見ました。 自分たちが
どれほど情報の操作に落ち着かされ、 だまされてきたかを知りました。
今私たちにできることは、 原発は人間と共生できないことをもっと語り、すぐ
にでもやめるべきだと語っていくことですね。 小出先生の発言にも励まされま
した。 岐阜県 H子
3.『放射能放出量はチェルノブイリに匹敵するか、
4.『原発事故の陰の「A級戦犯」原子力安全・保安院長 寺坂信昭』
5.『こまめな節電で15%減らせる』
6.読者からの声
★1.『原子力安全委員会は半月以上前に知っていた!
―3月23日に史上最悪レベル7と判断していた―』
原子力安全委員会が、
発からの放出量を推定する手法で試算したところによると、
の3月11日から4月5日までに大気中に放出された放射性のヨウ
ウム137の総量が、3月23日の時点で約10万テラ・
以上になり、「レベル7」の基準である数万ベクレルを超えた。(
13日朝刊より)
★2.『大量放出を重大視 放射性物質、今も毎時1テラ・ベクレル
―際立つ深刻さ―』
国際原子力機関(IAEA)の運用方針では、「レベル7」を「
な放射性物質の大量放出。
と位置づけて、「レベル7」は「5」や「6」
いる。
原子力安全保安院は、今回の放出量は同じ「7」
事故の1割前後というが、
一方原子力安全委員会によると、
度の大気への放出が続いているとされる。
出量は数千テラ・ベクレルに達し、
(読売新聞4月13日朝刊より)
★3.『放射能放出量はチェルノブイリに匹敵するか、
―東電・松本純一原子力立地本部長代理―』
東電の松本純一・原子力立地本部長代理は、
相が違うとはいえ、放出量という観点からすると、
超えるような事故になると、その深刻さを認めた。
★4.『原発事故の陰の「A級戦犯」原子力安全・保安院長 寺坂信昭』
・ 月刊雑誌『選択』に、原子力安全・
る。保安院の現状に詳しい記者の記述と思われる。
われる部分を紹介します。「全体の文章の長さ」
「寺坂がトップに就いた2009年以降、
原子力推進に手を貸してきた。福島第一原発も、寺坂による「
少なくとも被害を今より押さえられていた可能性がある。
それは耐震安全性の問題だ。福島第一原発(3号機)は昨年、
った発電「プルサーマル」を実施したが、
震安全性を検証するよう求めていた。だが保安院は「
係」とし、
せた。保安院の中には技官を中心に、この判断は「ありえない」
もあったが、
を押し切ったのだ。当時、
機能喪失という絶体絶命の危機を避けられた可能性もゼロではない
事故対応に限らずとも、
ル通りに進めることさえできずに立地自治体に激怒されるなど、
任後の保安院は組織の体をなしていない。今回の原発事故は「
けることなどできないのだ。(敬称略)」(月刊誌『選択』
★5.『こまめな節電で15%減らせる』
日本エネルギー経済研究所は、こまめな節電で(電気使用量は)
350万キロワット)減らせると発表しました。(
……詳細を調べて今後、報告いたします。
★6.メールマガジンの読者からの声
●原発事故が起こって、やっと原発のおそろしさを実感して、
と心から思うようになりました。
今までもチェルノブイリの支援団体の会員になったりしていたのに
連は気の毒だった、
タンポポ舎の情報から週刊現代をさっそく買って読んで見ました。
どれほど情報の操作に落ち着かされ、
今私たちにできることは、
にでもやめるべきだと語っていくことですね。
した。 岐阜県 H子
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