4つの情報をお知らせします(6月1日)
★1、「がんばろう日本」どころでない 山崎久隆
★2、安全怠った東電は全額賠償を 槌田 敦
★3、6.11シンポジウムのご案内
★4「ホントに環境にやさしい電気とは?」配布遅れのお知らせ
★1「がんばろう日本」どころでない
山崎久隆
放射能ストレス
ちまたには「がんばろう日本」というスローガンが氾濫している。
葉が嫌いだ。ものごとにはがんばれないこともある。
もある。津波や地震に、
ない。「がんばろう」という一言が、場合によっては、
なストレスを与えることになるからでもあるが、
というのはお門違いだからでもある。放射能に対しては「逃げろ」
福島県内には、
8マイクロシーベルト/時を活動制限値としたため、
常生活が可能としているが、言い換えるならば「
っているに等しい。
放射線恐怖症という表現を文字通り使っている人間がいるのだ。
下教授は福島県が任命した「放射線健康リスク管理アドバイザー」
講演をしているようだが、その中で「偏見や先入観、
を引き起こしている」と触れ回っている。
カラ元気で無用な被曝をして良いはずが無い。さらにこの人物「
ーベルト)という指針を決めたのだから、
い放ったという。
なお、
場なので、
大人だろうと子供だろうと全く区別しない。
このような発言を基準とされたら、多くの人は大変な恐怖を抱く。
ては「信じろ」というだけだ。基準は安全かと問われても「
単に言えない」としながら、これを基準として受け入れ、
ス」する。なるほど、
は科学でも何でも無かろう。
い。精神的ストレスにしても、原因を取り除かないで「気のせい」
り扱うことが、
曝は痛くもかゆくも無いかもしれないが、
心をむしばむ。
そのうえ、文科省は信じがたい文章を配布している。その中には「
症」と捉えかねない表現がある。
国はトンでも発言の山下教授の100ミリシーベルトまでの被曝は
いというところを「いや20ミリを基準としている」として、
いるかに振る舞うことで、
たちの主張に対抗しようとしているようだ。
米国の規制値は3ピコキュリー
良く比較される米国の水道水規制値は、3ピコキュリー/
リットルあたりを省略)であり、
日本の乳児暫定指標は100ベクレルであり、
し、100ベクレルはおよそ2700ピコキュリーに相当する。
米国が西海岸などに到達した放射能について水道水への影響などを
は、これだけ厳しい基準を持っているからだ。
えば0.1ベクレル)であれば最大検出時に、
とになったからだ。
世界の水道水の基準はどうなっているのだろう。
WHOの基準は1ベクレルで、高いほうに位置するが、
の1、ドイツは0.5ベクレル、日本も実は3・
いたが、今回の大規模放出により一般300ベクレル、
準を設定した。
五重の壁はもうない
原発の安全性を説明するときに、
と言われてきた。しかし今はその壁が全て破壊されている。
事故もそうだったが、チェルノブイリ原発は「格納容器がない」
た。五重の壁が全て突破されたのは史上初めてのことなのだ。
特に深刻なのは、今も冷却が完了していないことだ。
トダウンが進行し、格納容器も破壊し、
現在、燃料が溶け落ちた1、2、3号機の圧力容器内部は、
下に堆積している。3号機に至っては、
冷却用の水がシュラウドと圧力容器の間にとどまっていると見られ
ため冷却能力に支障を来しており、
る。
燃料の全溶融により圧力容器が破壊され、
却に水棺方式をとることにも意味がなくなった。
ただけでなく、大量の冷却材投入は汚染水を際限なく増やし、
いが避けられない事態となるからだ。
燃料をいわば「漉しとっている」のに等しいため、
ンチウムやプルトニウムも漏出することになる。
しのつかない大規模汚染になってしまう。
既にこれまでに政府発表でも520トン、
とされる。高レベル汚染水を溜めるためとして意図的に放出され、
批判された集中廃棄物処理施設の1万トンを超える廃液は全体でも
ルだったのだから、その規模のすさまじさが分かるというものだ。
方センチあたり100万ベクレル規模の廃液を1万トンも放出した
平洋はどうなってしまうのだろうか。
★2、安全怠った東電は全額賠償を 槌田 敦
「『東電免責されない』は本当か」〈24日 朝日新聞〉は、無過失で以上に巨大
な天災の場合に免責されるという原子力損害賠償法の規定を根拠に
だが、福島第1原発の事故は無過失ではない。
の「欠陥」を放置したのが原因だと思う。
炉心を冷やす重要な任務を持っている。
だからECCSはそれぞれの原子炉につき、
合でももう一つが働くように設計されている。
ところが第1原発の1号機から4号機までのすべてのECCSは津
ではなく、電源を喪失した。
号機ではその一つを高い位置に置き、
1号機から4号機は改修にお金がかかるからか、
全対策をけちって起こした過失事故なのだ。
東電の全額負担で、全資産を売り払ってでも償うべきである、(
日声欄より)
★3、6.11シンポジウムのご案内
6月11日の芝公園でのデモに参加させていただく「
す。
私共「市民連帯の会」では午後からのデモの前に、
を開催いたします。
呼びかけをお願いできれば幸いです。
なお入場料は無料ですが500円程度のカンパをお願いできればと
☆「脱原発」シンボジューム☆
◎日時:6月11日(土)午前10時20分~午前11時30分
◎場所:四谷区民センター(450人収容)
(地下鉄丸ノ内線「新宿御苑前」駅徒歩5分)
東京都新宿内藤町87番地/03-3351-3314
◎出席者:森ゆう子氏、三上治氏ら国会議員、ジャーナリスト5・
◎主催者:「市民連帯の会」
〒110-0015 東京都台東区東上野6丁目1番4号イワツキビル201号
TEL03-3844-8722 FAX03-5827-3132 siminrentai@goo.jp
http://www.wb.commufa.jp/
★4、お知らせ
・「ホントに環境にやさしい電気とは?」配布遅れのお知らせ
おかげさまでたくさんのご注文を頂き、
分(1万部)は終了いたしました。追加分が届くのは、
(これは正誤表入りです。)
訂正済み版の増刷も致しますが、仕上がりは、約半月(6月中~
なります。また、お知らせいたします。
・「原発を並べて自衛戦争はできない」―原発と憲法の関係―
(山田 太郎さん著 小冊子)をお分けします。(一人5部まで)(無料)
送料 1~5冊 100円
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