東電本店前で行われた上映。 |
00:00〜 プレイベント:映写アクション
07:14〜 本アクション・スタート 東電に向かって「いらな〜〜〜〜〜〜い!!!!」コール
08:40〜 東電への申し入れ文読み上げ・受渡し・シュプレヒコール
19:20〜 大飯再稼働阻止現地闘争報告
24:50〜 福島・いわきで30年以上原発に反対してきた斎藤さんのアピール 「犯罪企業追及のために東京の人々の力が必要だ」
33:40〜 埼玉に避難している双葉町の人々の映像を上映
38:45〜 「かんしょ踊り」で東電を揺らせ!
48:10〜 シュプレヒコール〜環境省包囲ヒューマンチェーンに移動
8月24日、東電前アクション!は、新橋の東電本店前で「〜福島は叫ぶ 8.24 東電前アクション〜 かんしょ踊りで東電を揺らせ!」を行いました。
金曜ムーヴメントに東電本店前も巻き込むことで、新橋-霞が関-永田町一帯の反原発運動全体にプレゼンスできれば、という趣旨で企画しました。
また、当初は20時から22時の予定でしたが、急きょ原子力規制委員会人事案に反対する環境省ヒューマンチェーンが行われることになり、東電前アクションとしても人事案に反対する意思を示すために20時45分にアクションを切り上げ、ヒューマンチェーンに合流することとしました。
19時からはまずプレイベントとして、福島の現状を伝える映像の映写アクション。この3月26日にも同様の形態で映写を行っていたのですが、今回はいつも東電前でバスで待機している機動隊員が降りて来て「スクリーンの位置を下げろ」などと執拗に妨害。「3月にはこのポジションでやっている。法的根拠はあるのか?」という私たちの問いに警官・機動隊員・私服刑事たちは異口同音に「法律なんて関係ない」という暴言を吐いていたことには、いまさらながら驚きを隠すことはできません。犯罪企業:東電を守るということは、市民の正当な抗議・表現活動を妨害することと同義であることをこの東電を守る警察官たちは示しているということでしょう。
警察の妨害に「憲法違反をやめろ」と抗議した後に、映写アクションを開始。避難者や収束作業員たちなど、福島の現状を伝える「街頭上映会」に道行くサラリーマンたちも足を止めたり、「福島の映像か・・・」などと語りあったりしていました。とりわけ、成人式の帰りの飲み会の場面で若者たちが「もう子どもなんて産めない」、「未来なんてないんだから今が楽しければいい」などと語る場面には胸を締め付けられる思いがしました。
20時から正式のアクション開始。東電前アクション!恒例の「もう原発は〜〜?」「いらな〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!」の掛け声から始まり、東電前アクション!による「収束作業員の健康管理の徹底・下請け構造の一掃・歴代東電役員の全財産の返上と福島の人々への賠償・避難の権利の拡大」を柱とした東電会長と社長宛ての申し入れ書(全文)を読み上げ、東電本店に渡しました。
アピールとして、大飯原発の再稼働に反対して一カ月のテント泊まり込みをしていた臼田さんから現地闘争の報告。「ゲートの封鎖行動に各地の仲間とつながれた。とりわけがれき搬入阻止で実力で闘った北九州の仲間がたくさん結集していたのが印象的だった。原発監視テントには"主催者が参加者の行動を統制しない"という決めごとがあった。原発を止めるという権力と真っ向からぶつかるという時に、参加者が活動家を当てにせず乗り越えればいいし、それを受けて活動家が参加者を乗り越えればいい。そういう相乗効果が運動を豊かにする。再稼働をめぐる攻防は続く。ぜひ、また現地で行動しましょう」
福島からいわき在住で反原発運動に30年以上参加されてきた斎藤さんからアピール。「自分が運動に関わって来てから5回くらい事故があった。2003年の事故隠し発覚と全原発停止のあと"もうそういうことはしない。心を入れ替える"と誓った翌年にデータ改ざんが発覚している。こんな企業に原発を扱う資格はない。柏崎刈羽原発の地震による火災の時も国の調査が入る前に隠ぺい工作をして、それが福島の事態につながった。東電に責任をとらせるためにはどうしても東京の人々の力が必要です。力を貸してください」と力強く訴えました。
そして、再び映写アクション。双葉町から埼玉の旧高校跡地に避難している人々の姿を上映。いまだに炊事設備のない場所で三食弁当で暮らしている避難者たち。「東電の皆さん、よく見てほしい。これが東電がやったことの結果だ!」
このあと、「福島の抵抗の踊り」として弾圧され抹殺されながら、福島で原発に反対している武藤類子さんたちの努力によって蘇った「かんしょ踊り」を踊りました。巧みな「指導」によって、即席の踊りの輪は形のあるものになりました。東電にも地響きは伝わったのではないでしょうか。
最後に「東電解体! 原発はいらない!」と全体で声を出して、東電本店前での行動は終了。環境省包囲ヒューマンチェーンに合流。東電前で行動しているはずの東電前アクション!が環境省前に到着したことに驚きと歓迎の声があちこちで聞かれました。そして、「人事案撤回! 田中は引っこめ!」と声をあげながら、手をつないで包囲行動に加わりました。
その後、片づけに東電前に戻ると環境省からのドラム隊がにぎやかに到着。図らずも、22時までドラムを鳴らしながら「再稼働反対! 東電解体!」の声が上がり、「東電前アクション」が再燃。東電への怒りの強さをあらためて実感しました。
この日の行動は、首相官邸前などの行動に行く前に立ち寄った人、逆に永田町-霞が関から戻ってきた人、最後に突如登場したドラム隊含めてのべ80人の結集。しかし、どのグループに何人が集まったか、などということよりも、新橋-霞が関-永田町一帯のアクションの一部として行動を貫徹したことに大きな意義があったと思います。
次回は、9月16日(日)に、東電本店前での「柏崎刈羽原発再稼働ゼッタイ反対」アクション&デモを予定しています。
また会いましょう!
【今後の予定】
■8月29日(水)19:00~ たんぽぽ舎との合同学習会第5回「原発温存のための巨大値上げの真相~会社守って人間守らず~」を開催します!
9月からの電気料金値上げ直前に電気料金値上げの問題点についてお話していただきます。
講師:山崎久隆さん
参加費:800円
会場:スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎4階です。)
場所がお分かりにならないときは
お気軽にお電話下さい。
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F
TEL: 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
■9月12日(水)19:00~たんぽぽ舎との合同学習会第6回「柏崎刈羽原発ツアー直前学習会(仮)」を開催します!
10月6日(土)~7日(日)に予定されている柏崎刈羽原発ツアーに先駆けて柏崎刈羽原発の問題点についてお話していただきます。
講師:菅井益郎さん
参加費:800円
会場:スペースたんぽぽ(たんぽぽ舎4階です。)
場所がお分かりにならないときは
お気軽にお電話下さい。
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F
TEL: 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
■9.16(日)柏崎刈羽原発稼動開始から27年に合わせて「柏崎再稼働反対!アクション」(仮)を実施します。
■10月6日(土)~7日(日)に柏崎刈羽原発ツアーを企画しております。
東電新事業計画に記された2013年柏崎刈羽原発再稼働がいかに問題のある計画かを現地で反対運動をしているガイドの説明を通して学習するツアーとなっております。
詳細は決まり次第こちらのブログやツイッターでお知らせします。
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