福井県原子力安全専門委員会による傍聴者を締め出しての「再稼働容認」
報告書の了承を受けて、大飯原発3、4号機の再稼働決定の閣僚会合が、早
ければ14日(木)にも強行されようとしています。大飯原発直下の破砕帯が
活断層と連動して動き、ずれにより原子炉損傷に至る恐れがあるとの指摘
が専門家から出されたにも関わらず、専門委員会も保安院も再調査を否定
しました。
私たちは、新たな「安全神話」づくりを拒否します。「国民生活」では
なく「原子力ムラ」を守るための再稼働などあり得ません。重要な安全対
策を先送りし、住民を危険にさらす再稼働決定は絶対に許されません。福
井や福島の人々とともに生きるために、市民の力で再稼働を止めるために、
官邸前で抗議の声を上げます。ご参加ください。
6月14日(木) 午後6時〜8時
首相官邸前(国会記者会館前) ※国会議事堂前駅すぐ、永田町駅5分
発言:原発いらない福島の女たち、国会議員、参加者の皆さんなど
呼びかけ:再稼働反対!全国アクション(連絡先:090-6185-4407 杉原)
http://2011shinsai.info/node/2293
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http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/0120612--OYOTT0200..htm
大飯再稼動 閣僚会合で14日にも決定
政府は11日、関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、野田首相と関係閣僚の会合を14日にも開き、最終決定する方針を固めた。立地自治体の福井県などの同意を得られる見通しがたったためだ。閣僚会合には福井県の西川一誠知事も出席する方向で調整している。
関電は政府の決定を受け、3号機、4号機の順で再稼働の準備に入る。関電管内の今夏の電力不足はほぼ解消されるが、1基のフル出力までに3週間程度かかるため、政府が全国に節電を要請する7月2日には間に合わない可能性がある。
福井県では11日、県原子力安全専門委員会の中川英之委員長が、3、4号機の安全対策は確保されているとの報告書を西川知事に提出した。
中川委員長は、東京電力福島第一原発事故を教訓にした安全性向上策などを説明し、「ハード、ソフト両面で十分な対策がなされている」と強調した。これに対し、西川知事は「説明を聞いて安全性に関する理解が深まった。きちんとした議論で方向性を出していただいた」と述べた。
西川知事は報告書の内容について、「自分の目で確かめる必要がある」と話し、12日午後、中川委員長とともに現地視察し、大津波対策として高台に分散配置した空冷式の非常用発電装置などを確認する。
おおい町の時岡忍町長も11日、報告書を受け取り、「(安全性について)すべて網羅している」などと述べ、近く同意を表明する見通し。
西川知事は、県議会全員協議会の協議を踏まえたうえで、同意を表明する。
(2012年6月12日 読売新聞)
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